治療・手術
代表的な治療法
腎臓がんの治療には、手術、放射線治療、動脈塞栓術、免疫療法、分子標的治療などの方法があります。一般的に、最初の治療法としては手術が行われることが多いようです。
| 治療法 | 内容 |
| 手術 | 腎臓がん治療でもっとも一般的な方法です。腎臓を全体、あるいは腎臓を部分的に摘出します。手術を選択する際には、①手術が身体にダメージを与えないこと②転移した病巣に対して手術や免疫療法でがんの進行が抑えられることがあること③がんをそのままにすると痛みや出血が起こって生活の質が下がってしまうこと、などが配慮されます。手術の方法としては、背中側から腎臓にアプローチする「後腹膜的手術」とへそ側からアプローチする「経腹膜的手術」があります。 また、アプローチの方法としては、「開腹手術」と、お腹にあけた小さい穴から、内視鏡を入れて手術する「腹腔鏡下手術」があります。近年では可能な限り腹腔鏡下手術が選択されます。 腹腔鏡下手術は、腹部を大きく切らないため傷が残りにくいといわれていますが、腎臓を取り出す際にはどうしてもスペースが必要なため、5~7cmほど腹部を切る必要があり、傷痕は多少残ります。また、腹腔鏡下手術には、手術の時間が開腹手術よりも長く、技術的に難しいという不便な点があります。技術的に難しいため、腎臓がんの状態によっては手術を行っても術中に開腹手術に切り替えたり、他の臓器を傷つけたりすることもあります。また、腹腔鏡手術では開腹手術に比べて患部がよくみえないため、がんを見逃す可能性があり、再発のリスクも高まります。 なお、肺や骨に転移があっても、手術が行われることがあります。これは、手術自体に患者の負担が少なく、摘出すれば治療が効果的になることがあり、そのままにしているよりも症状を抑えられることなどが理由です。 手術による癌摘出のあとでも、ほかの部位に転移することがありますので、治療後も定期的な検診が必要になります。 |
| 放射線治療 | 放射線を照射してがん細胞を破壊する手術です。手術や抗がん剤による治療法の補助的な治療として行われます。 |
| 動脈塞栓術 | 腎臓の動脈を人工的に閉塞させ、がんに栄養や酸素が流れ込まないようにする方法です。 摘出が難しい場合や、大きな腫瘍を摘出する際の事前処置として行われることがあります。 |
| 免疫療法 | がんに抵抗できる免疫を高める治療法です。腫瘍が多発している場合に行われることがあります。インターフェロンやインターロイキンといった薬を点滴、あるいは注射します。 |
| 分子標的治療 | 最近のがん研究で開発された薬です。従来の抗がん剤では、がん細胞のほかにもいろいろな細胞を壊してしまうデメリットがありましたが、分子標的薬は、がん細胞のはたらきを集中して抑えるはたらきをもちます。腎臓がんに対しては、インターフェロン以上の効果が認められる薬も開発されましたといわれています。抗がん剤のような強い副作用もないものも開発されていますが、新しい薬なので予想外の副作用を起こることもあります。現在認可のために治験が行われています。 |
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治療・手術
腎臓がん治療でもっとも一般的な方法です。腎臓を全体、あるいは腎臓を部分的に摘出します。手術を選択する際には、①手術が身体にダメージを与えないこと②転移した病巣に対して手術や免疫療法でがんの進行が抑えられることがあること③がんをそのままにすると痛みや出血が起こって生活の質が下がってしまうこと、などが配慮されます。
放射線を照射してがん細胞を破壊する手術です。手術や抗がん剤による治療法の補助的な治療として行われます。






